仕事の捉え方は人それぞれであり、予め決まっているわけではありません。そのため、自分自身で決めるしかないわけですが、問題のある捉え方だけは避けるべきです。この場合の「問題」とは、与えられた業務が順調に行かない形に陥りやすくなる考え方のことです。
仕事に関して「こうあるべき」と決めるときには、調査・思考・行動の三要素を徹底しましょう。世の中の出来事や仕組みを幅広く調査し、その調査結果をもとにして徹底的に考えた後に仮説を立て、その仮説に従って行動するのです。そして、その結果が良かったのか、悪かったのかを評価し、さらに上記の三要素を繰り返して、徐々にレベルアップしていくと、あなたにとってのベストな「こうあるべき」というルールを設けることができるでしょう。
また、自分が担当する業務をどう捉えるかについては、やりたくないが生計のために仕方なく行う仕事と、好んでやっている業務とに分けることができますが、前者のような考え方で業務をやり続けていると、自分の成長は止まってしまいますし、当然ながら仕事のレベルも伸び悩みます。したがって、自身が成長し、クオリティの高い仕事をするためには、業務内容に社会的意義を見出し、自分を高めるために積極的に行なう必要があります。「与えられた業務のレベルを要求された以上に高める」という形を目指すようにしておくと、好まざる仕事でも面白みが生まれ、さらに発展させることができるでしょう。大切なのは、気持ちの持ちようです。